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3/28 コストプランニング

設計の進め方や考え方について今後数回に分けてお話します。
今回は予算書について。
参考のためにサンプルを作りました。

このサンプルは、土地の購入も含めて当初(基本設計1)は
6,000万円を想定して予算を組んだものです。
土地抜きであれば、「合計」の部分
(44,685,500円)が総工費に当たります。
つまり総工費4,500万円で計画したものになります。
打合せを進めていく中で、
やむなく納まりきれない部分があれば、
その都度基本設計2のように増額案を提示します。
これを2、3度繰り返し予算を決定すると
同時に建物の規模と概要を決めます。
このように予算を中心に規模と機能を
決めていくことが基本設計の進め方です。
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坪単価というのは、この表の最上部の
本体工事の金額を坪数で割った数字です。
だから3,000万円で30坪ならば100万円/坪ですが、
実際には総工費は4,800万円かかっている
ので坪160万円の家になります。
私の場合設計料が少し高いのでその分を差し引いても、
総工費として坪単価の1,5倍の
予算を見ておく必要があります。
よく総工費3,000万円あれば、
30坪で100万円/坪だから
充分だろうと思い来られる方がいますが、
実際に建物にかけられる予算は、
ぐっと少ないものなってしまいます。


私はこのコストプランニングを最も大切にしています。
どんなすばらしい設計をしても、
この精度が甘ければ施主の期待と信頼を失ってしまいます。
ただ、これにしたがって忠実に
設計していくことは大変難しいことです。

なぜならば、それは施工のすべてを把握できなければ
それにかかるコストも把握できないからです。
また、職人からの信頼が無ければ
正確な見積を出してくれないからです。
やり直しや変更を頻繁にさせる設計士
というレッテルがいったん付いてしまえば、
以後はそれを見込んだ見積りになってしまいます。
かつては私も失敗を繰り返し、さんざん
迷惑をかけましたが、今はすばらしい職人にも恵まれ、
ほぼ正確に設計を進めていくことが出来るようになりました。
それは同時に建物の完成度と施主の満足度の向上に繋がりました。

今は工務店の許可も取得し、自ら設計したものは
自ら作るという体制にして、その精度をより高めるために
日々研鑽を積んでいるという状況です。
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by unocolumn | 2009-07-27 13:04 | 設計・施工
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