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カテゴリ:設計・施工( 19 )

ライフインフラ

優れた住宅が、施主の人生を豊かにするとは限らない。大切なのは、住宅を中心としたライフインフラだ。時にはプライベートな問題を解決しなくてはいけないこともある。だからやりがいがある。
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by unocolumn | 2011-04-09 13:32 | 設計・施工

縁ある人に

予算などによって仕事を選別することは絶対ない。私のつくる建築に住みたいと思っていただける方には、いつも最善を尽くす。その方にとってベストな家づくりを提案したい。時には、その提案の中から自が外れる場合もある。それは単純に縁ある人に幸せになってもらいたいからだ。
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by unocolumn | 2011-03-28 23:15 | 設計・施工

ぜんぶつくる。

最近、人からよく言われる何気ない言葉が、ものづくりの本質を言い当てている。            

「全部作ってますよね」                    
思いと愛情を全部に注ぎ込む。職人といっしょに。そうして出来たものに人が感動しない訳がない。だからこれからも僕は全部作る。
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by unocolumn | 2011-03-25 19:11 | 設計・施工

ファイナンシャルプランナー

最近は、相談を受けるとまず始めにファイナンシャルプランナーの春田氏を紹介する。彼は企業や保険会社などのひも付きではなく、全くフリーのファイナンシャルプランナーだ。住宅ローンに関しては、ほぼ成功報酬なのでクライアントにとっては損は無い。彼の銀行との交渉能力は絶大で借入金額と期間によっては、総返済額が1,000万円くらい違う場合だってある。私の設計料なんて簡単に捻出出来る。実際に今回私も借り換えでお願いしたのだが、今までのローン金利よりも1%も低い銀行を紹介してくれた。彼の手数料を差し引いても10年でおよそ90万円も得してしまった。知らないと損とはこのことだ。同じ総返済額ならば金利が下がることで、借入金額が増える。当然、建設予算が増えるということ。家づくりの満足度は格段に違う。今までは土地探しからお手伝いをしてきたが、これからはその前の資金繰りからお手伝い出来るようになって、よりいっそう充実した家づくりが出来るようになった。

※ちなみに紹介ではなく、直接相談をされるとコンサルタント料が発生する場合がありますのでご注意ください。
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by unocolumn | 2011-02-22 13:20 | 設計・施工

もうひとつの仕事

私には設計監理以外にもうひとつ大切な仕事がある。それは職人を育てること。一部のお金持ちに頼っているだけではもう間に合わない。我々が力を発揮する時だ。今建築現場の多くは、職人が働く場ではなく組立工で十分だ。建築家の現場でさえもボード貼りや既製品が多く、職人が腕を振るう場所はほとんどない。心を込めて作る職人の家は、結果はすぐには現れないかもしれないが、必ず住まい手に返って来る。いつも心掛けていることがある。職人をお金だけで判断しない。自分もお施主さんにそうされたくないから。人間性と仕事で判断してほしい。そして、大切なことは“楽しい仕事=楽しい設計”にすること。ただ大人の遊びは、責任が伴うことを絶対に忘れない。
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by unocolumn | 2010-09-06 12:10 | 設計・施工

あけましておめでとうございます。

  
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あけましておめでとうございます。                               今年も私の作る住宅に住みたいと思っていただける方のために最善を尽くしたいと思います。常に求め続けることで得られる歓びと感動、そして職人たちの思いをそのまま家と一緒にお施主さんに引渡していきたいと思います。
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by unocolumn | 2010-01-05 10:53 | 設計・施工

12/16 建築は根拠が必要な唯一の芸術か

施工を本格的に行うようになって10年が過ぎようとしている。設計のみをしている時と明らかに違うのは、すべてにおいて根拠が必要だということ。納まらない(予算、施工、技術、機能など)アイデアをすべて工務店に任せる今の設計者のスタイルでは、すべてが後手に回り、その場しのぎで見た目重視のハリボテ建築になってしまう。建築はパビリオンではない。根無し草ではあまりにも罪深い。だから根拠が必要だ。今建築家は工務店や職人という「傘」の下でぬるま湯に浸かっている。かつての棟梁のように設計者が「傘」を持つとき、初めて本当の自由とやりがいを感じると思う。
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by unocolumn | 2009-12-16 09:20 | 設計・施工

12/15 どうも勘違いされているようで

ここ1、2年比較的規模の大きな住宅に縁があったせいか、先日もあるクライアントから「私たちのようなローコストでも相談に乗っていただけますか」という趣旨のお話がありました。私自身は、今まで金額の大小にこだわったことは一度もなかったので、やっぱりそう思われるのかと少し落胆しました。ただ面積重視のローコスト住宅を設計するつもりもありませんが、予算が豊富な豪邸ばかりを作りたいとも思っていません。ただいつも思っていることは、私の作る住宅に住んでみたいと思っていただけるクライアントのために最善を尽くしたいだけです。その思いに予算の大小は全く関係ありません。また、そうでなければよい仕事もできませんし、美しい住宅も作ることは出来ません。だから、今後もこの姿勢はずっと変わらないと思います。
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by unocolumn | 2009-12-15 22:52 | 設計・施工

8/6 仕事の仕方

私の仕事で最も特徴的なのは、自ら家づくりを行なうということです。本来の建築家は施工を行ないません。ましてやこのご時世、施工分離が声高に謳われている中で、それに抗うようにあえて現場に身を置いています。

 そこにいたるまでの経緯は単純ではありませんでした。従来のように設計し工務店に発注し監理するという仕方から分離発注形式を経て、6年前に建設業法の許可を取得し現在に至りました。一貫した思いは「限られた予算の中でベストなパフォーマンスを」ということです。設計者は誰しもが自ら設計したものを100%実現したいと思うものです。その点で私は、工務店との家づくりに限界を感じていました。

 同じ映画を観ても、同じ本を読んでもその捉え方は十人十色です。同様に同じ図面を見ても工務店や職人により、その出来上がりのイメージはそれぞれに違っています。それが現場で自由に修正が可能であれば問題はないのですが、工務店が請負った段階でその主導権は私の手から離れてしまうのです。そして、すべての工程で工務店の意思が大なり小なり反映されてしまうのです。それは、時に良い方向に向かう場合もありますが、常に利益を上げなければならない工務店との家づくりは、私にとってストレスの多いものでした。どんなものを作りでもいろいろな意思がそこに働いてしまうということは決して良いことではありません。そこで私は昔、町の大工さんが請負っていた時のようなシンプルな家づくりにしようと考えました。それは、私、職人、施主の3者だけで作る家づくりです。当初は施主が各職人に仕事を発注し、私が管理する分離発注形式をとっていましたが、お金の管理と責任の所在が不明瞭なので、いっそ私がすべてを請負うことにしました。そうすることで設計の段階から職人と打合せをしながらすすめることが出来るので、見積りの精度が上がり、私の意思が十分に現場で反映されるようになりました。

 また、工務店と仕事をする場合、施主と工務店との利害調整をすることが我々設計士の大切な仕事であったのですが、直接職人と仕事をするようになってからはそんな気遣いは必要なくなり、職人の日当として2万5千円(人工2万円+諸経費5千円)の予算を考えておけば、私も職人も目標は、「良いものを作る」ということに集中することができるようになりました。もちろん、私自身も工務店の諸経費にあたる現場管理費をいただいています。そして、施工にかかる全てのお金を管理します。責任は重くなったのですが、以前は現場での変更なども工務店の判断を待たなければならなかったのですが、それが私の判断で瞬時にかつ自由に出来るようになりました。その場合、私の費用負担は免れないですが、それを避けるためにも設計の段階での精度が重要になるのです。また、職人にとっても現場で直接設計者の意見を聞き、即施工に反映できるということはとても効率の良いことです。このような家づくりが出来るようになるまでには10年以上かかりました。高いスキルを維持しないと設計者にとってはリスクが高く、なかなか踏み出せないやり方ですが、将来必ず私のような設計者は多く出てくると思います。だって今の建築家は、シナリオを書くだけの映画監督のようでもあり、レシピを作るだけの料理人のようでもあります。私にはそれが不思議で不自然なことに思えてなりません。

シンプルなものは、シンプルな関係の中でしか生まれません。
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by unocolumn | 2009-08-05 21:52 | 設計・施工

8/5 分かりにくい事情

私の請負契約書の見積書の項目の中に「諸経費」という項目はありません。実は以前、私も一般の方と同じようにこの項目について少し疑問を抱いていました。内訳は各工務店によって多少の違いはありますが、実は意外に単純な項目です。それらは主には現場監督員の人件費と工務店の利益、その他保険などの費用が含まれています。そのような内容で、おおよそ建設費の1割前後を計上している場合が多いようです。

しかし、単純な項目なのになんだか“分かりにくい事情”を含んでいます。それは少し考えてみると理解出来ます。この1割という金額の中で監督員の給料を払い、会社としての利益を確保し健全な経営をしていくことはほとんど不可能なのが現状です。    

建設業界は今明らかに構造的に不健全な状態にあります。欠陥住宅が造られない方が不思議な状況にあります。それはまず設計事務所が描く図面が不十分、不正確なので見積りも曖昧なためです。そのため現場では、建築家のわがままを甘受せざるを得ない工務店にとっては、健全な経営を営むことはとても難しい状況にあります。しかし、数多くの工務店が現存しているのは、まさしく見積の中に“分かりにくい事情”を含ませてあるからです。それは各工事の項目に転嫁している“見えない利益のことです。以前工務店と仕事をしていた頃、私には分かっていてもクライアントには分からないこの利益のために真実を伝えられないもどかしさにとても悩んでいした。

与えられた予算の中でベストパフォーマンスを提供したいという思いは、この構造的な欠陥の状況下では成就することは出来ないと感じていました。そこでクライアントとの厚い信頼関係築くことでこの状況を打開しようと考えました。その上で正確な情報を提供し、共有することで見えない利益を仕組む必要もなくシンプルな家づくりが可能になると思いました。

具体的には、まず、責任の分散を避けるため自らが請負って施工を行うことでした。設計においてもコストプランニングとコストマネージメントに重点を置き、計画のメリットデメリットも知り得る限りの情報を提供することに努めました。また自ら施工図を描き、疑問な点は直接職人にききながら図面を描きました。それによって見積の精度も上がり、現場で変更することもほとんど無くなり、職人との信頼関係も築けるようになりました。そして必然的に”分からない事情”も無くなりました。

各工事の見積は、職人さんが出したものをそのまま計上し、諸経費に変わる最後の項目に「現場管理費」というものを建設費のおおよそ15%ほど計上しています。これはまさしく当事務所が現場管理にかかる人件費と当事務所の利益、それに労災、火災保険、賠償責任保険などの保険料が含まれています。

以上のようにクライアントに対して、分かり易く、正確に、そして丁寧に情報を提供することで信頼関係が育ち、トラブルもなく家づくりがとてもシンプルになりました。
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by unocolumn | 2009-08-04 17:37 | 設計・施工