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発明と発見

最近、以前から抱いていた疑問を自分なりに解決した。それは、近年の多くの著明な建築家たちと自分とでは、建築に求めていることが根本的に違うのではないかという疑問だった。それは突然に来た。今となっては誰が書いたかも覚えてはいないが、その言葉が目に入るや「これだ! これだ!」。

それは「発明」と「発見」。辞書などで調べてみるとおおむねこんな意味になる。「発明」とは、まだこの世にないものを新規に創り作り出したり、独自に考案したりすること。「発見」とは、すでにこの世にあるものを独自の気づきやとらえ方によって、見つけ出したり創り出したりすること。

例えば発明には、ライト兄弟の飛行機、エジソンの電話、電球などがよく知られている。発見は、ニュートンの万有引力、アインシュタインの相対性理論などが有名。また、仏陀が唱えた輪廻転生、縁起の法もそのひとつだ。

僕は建築に普遍的なものを求めている。でも、前述のような世界を揺るがす大発見や宇宙の真理を解き明かすような大げさなものではない。一期一会の小さな発見に誘えるものを作りたい。新しくなくてもいい。独創的でなくてもいい。

ただそっと輝いていればいい。
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by unocolumn | 2012-09-12 18:25 | 建築観
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