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”競争入札”に異議あり!

力のある建築家ならば、自ら設計した住宅の適正価格は知っているはずだ。心を込めた住宅を作るために誠心誠意の見積書を深く精査することもなく、確信犯的に金額のみで切り捨てる罪の深さを自覚すべきだ。職人たちは傷ついている。彼らのやる気やスキルを疲弊させているのだ。彼らは私たちの仕事を支えてくれるかけがえの無い宝物だ。彼らを生殺しにしていいはずがない。与えた仕打ちは必ず自分に返って来る。せめて結論を出す前に見積りからその心を読み取るべきだ。そこを疎かにして心ある建築が生まれるはずがない。

建築家の職能をあらためて深く考える必要がある。
我々の武器はオリジナリティーだ。そこを高く評価されるもののみが生き残るべきだ。経済合理性は我々の武器ではない。安易にそれを使ってはいけない。それは他の”建築屋”の仕事だ。建築家は施主だけのために仕事をするのではなく、広く建築文化に貢献しなければならない。

 真に誠実な仕事は誰にとっても心地よいものだ。
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by unocolumn | 2011-05-24 23:33 | 建築観
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