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7/7 「堀文子の言葉 ひとりで生きる」を読んで その2

「その時その時どうやって生きているか、その痕跡を絵(建築)に表すので、一貫した画風(作風)が私にはないのだ。結果として画風(作風)が様々に見えても、それらは全て私自身なのである」 


「生涯を共にした気難しい日本画(建築)は私に雑念を抑え考えることを教え、抑制と静謐な美を気付かせた。そして無私と集中を叩き込んでくれたのも、古風な日本画(正直な建築)であった」           

「神の造った色や形(素材)の美しさに吾を忘れ描き留めた(造り続けた)その線(形)は、自然の力を借りてできた記録で、私と神の合作なのだ。その時何を見、何をはぶいたか、私の能力の限界を残す自然との果たし合いの記録ともいえる」


「泥水をかきまわし、その混沌のなかから顔を出すようにしていつも私の絵(建築)は生まれてきた。人は必ずその絵(建築)の意図や説明を聞きたがるが、「こうなってしまった」と答えるしかない。私の作品には主張も意図もない」
by unocolumn | 2010-07-06 17:16 | 本・言葉
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