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自作は我が子。
時々その価値について考える。

共通点

原因である”行為”の恍惚感。

結果である”存在”の不可思議さ。













# by unocolumn | 2012-02-10 20:22
写真を撮るということ
自作を撮るために最近カメラを買った。実はかなり逡巡した。それは無駄な買い物になる予感があったからだ。早速ファインダーを覗いた。何度も何度も覗いた。やはり予感は当たった。ファインダーの向うの被写体は私の建築ではなかった。「何のために写真を撮るのか・・・・」自分に問いかけた。いきなりモチベーションが下がった。分かってはいたけれど、私には ”見せたい建築” ”撮りたい空間” はなかった。私が求めていたのは ”逢いたい建築” と ”抱かれる空間” だった。やはり自作を写真で伝えることはできなかった。でも自作があることで伝えられることはあるはずだ。







# by unocolumn | 2012-02-08 19:05
「いのちあるもの」へ
はずかしながら、この歳になって分かってきたことがある。そんな折、以下の言葉に導かれた。

「美しい花がある。花の美しさなどない」      小林秀雄

「美というものは、役に立たないように見えるが、それでいいのだと思う。役に立ったら欲と結びついて美は消えてしまうだろう。美はかたちのないもので柔らかく仰々しい姿を見せない。では、いったい何だろう。と考えてみれば、永遠に輪廻する命ということになるだろう」     
                         堀 文子

「画の勝負は美しいとか醜いいというかいうものではない。生きているか、死んでいるかが問題だ。美しいようにみえて、死んでいるのがある。醜いように見えて、生きているのがある」                               中川一政

ボクは、20年もの間「美しさ」を作ろうとしていたのではないか。「謙虚」を自明としていた自らが、騙るに落ちていた。「美」は作るものではなく、“ある”ものなのだ。「無私」が“神”に送る招待状であることは充分知っている。でも、凡人のボクに今できることは、「諦めないこと」、「夢中になること」、そして「受け入れること」
# by unocolumn | 2011-12-23 21:23
スティーブ・ジョブズから学んだこと
コンテンツに頼らず機能を追求した。それはシンプルで感覚的。ジャッジはいつも彼自身。決して大衆や時代におもねることはなかった。便利で面白いということに留まらず、発見と創造が主要なコンセプトだ。そのアプローチは本質的でプリミティブ。だから飽きない。共通項は道具だ。住宅は人の営みを支える最もプリミティブなもの。だから、コンテンツに頼ったり、びっくり箱のような仕掛けは無駄な消費だ。日々、ささやかな発見が生まれる空気のような住宅が理想だ。
# by unocolumn | 2011-10-16 00:08 | 建築観
文化は発達しすぎると・・・
「文化は発達しすぎると、柔弱に流れる。人間は自然から遠ざかると、病的になる。そういう危機からいつも救ったのは、山岳信仰の野性とエネルギーであった」これは、白洲正子の「かくれ里」の一文だ。初めの行は、今流行のモダンアートを見たかのようだ。気になるのは次の行だ。「人間は自然から遠ざかると、病的になる」。これは建築をするもののバイブルとなる言葉だ。それにハウスメーカーに対する警告とも取れる。僕は以前から建築を”人と自然との関わりを深める道具”と考えてきた。だから、陽光、風、空気、温度、匂いを大切にし、工業製品や新建材を可能な限り減らし、自然の素材を手で作ることにこだわってきた。そして、今僕に与えられている課題は”野性”だ。
# by unocolumn | 2011-09-08 17:48
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